もうこれ以上、自己啓発(成功哲学)の餌食になるな!

今までこのブログではどっちかと言えば自己啓発的なことを多く書いていました。しかし最近になってようやく、自分の過ち、辛い真実に気づきました。

自己啓発と、お金を稼ぐのは全く別の話です。

当たり前の話ですが、ようやく目が覚めました。このことは過去の自分の過ちを認めるようでこっ恥ずかしくて本当は書きたくないですが、勇気を振り絞ってこの記事を書きます。

ちなみにここでいう自己啓発は概ね成功哲学のことを指します。

 

今の自己啓発(成功哲学)は間違ってる

自己啓発というと恐らく多くの人が・・

・思考は現実化する
・引き寄せの法則
・ポジティブシンキングで経済的に成功!

こんな成功哲学に近いイメージを持つのではないでしょうか?そして成功哲学は経済的裕福になることを目的にしているような気がします。

願ってたらお金持ちになる、思いは引き寄せられる、ポジティブでいれば経済的に豊かになる・・このような現状の自己啓発のあり方を一言で言ってしまうとお金が貯まる黄色い財布だと思ってます。

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今の自己啓発は「この黄色い財布さえ持てば、経済的に成功するんですよ~」と言ってるようなものです。それが自己啓発の現状です。

ですが黄色い財布を持ってる人よりも、黄色い財布を売ってる人のほうがお金を持ってるのは間違いありません。つまり販売者側だけが儲かってるということです。

そもそも願って成功するなら、金持ちになるなら、みんな億万長者です。

なぜ、成功者のほうが少ないんですか?
なぜ、経済的に豊かの人のほうが少ないんですか?
なぜ、引き寄せの法則を使ってるのに願いが叶わないんですか?

現実はとてもシビアです。

10年以内に9割の会社が潰れてしまいます。国税庁の統計では起業から10年で残る会社は6.3%しかないという数字が出ています。

悲しいことに私もそのうちの一人になりかけてますが・・

もし引き寄せの法則で成功者になれるなら倒産しそうな人たちが皆、引き寄せの法則を使えば良いじゃないですか。そうすりゃ全員、倒産しなくなるはずじゃないですか。

ちょっと考えれば分かります。

 

本来の自己啓発の目的は「幸せ」と「健康」を手に入れること

そもそも多くの人が間違っているのは、自己啓発というのは本来は「幸せ」と「健康」を手に入れるための考え方でありスキルなのです。

このことを話せばめちゃくちゃ長くなりますが、本来は幸せと健康を手に入れるための考え方があるときを境に、経済的な成功に話がすり替わってしまうのです。

なぜ間違った自己啓発が広まってしまったのかを知るためには、自己啓発の歴史を話さなければなりません。

 

そもそも自己啓発の元祖は誰なのか?

自己啓発(成功哲学)の元祖は誰かというと、「思考は現実化する」でお馴染みのナポレオンヒルと答える人が多いのではないでしょうか?

私も最近までナポレオンヒルだと思ってましたが、深く調べてみると全く違いました。

ちなみに余談ですが、晩年のナポレオンヒルは貧乏で生活に困窮してました。それに彼自身が幾度も起業に失敗してます。

また鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーから依頼されたとのことですが、それも真っ赤な嘘です。ナポレオンヒルはカーネギーに会ったことはありません。

500人以上の成功者を調査したという証拠すら見つかってません。詳しくは「ナポレオンヒル 嘘」とかで調べてください。

話は戻り、自己啓発(成功哲学)の元祖は誰かというと、「フィニアス・パークハースト・クインビー」という人です。

 

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フィニアス・パークハースト・クインビーは、当時、死の病であった肺結核を患い治すために色々としているうちに「病は気からだ」という事に気づき、医者でもお手上げだった肺結核を自分で治してしまいました。

当時の肺結核は死の病と言われてたのですから、今で言う癌のステージ4を自力で治したようなもんですね。

そしてその経験をもとに、人々の治療にもあたります。

そこでクインビーが人々の心の悩みを知るうちに、カルヴィニズム(キリスト教プロテスタントのカルヴァン主義)の影響で、恐怖や自己不信にとりつかれていて、それが原因で病を引き起こしていると気がついたんです。

実際に現代の精神神経免疫学では、病気の原因の20%が不摂生、80%は精神的理由が発端だと言われてます。要するに考え方が否定的で不幸だと病気を引き起こすということです。

この不幸せを引き起こす原因が、キリスト教のカルヴィニズムだったのです。

カルヴィニズムというのは、人間をいつもいつも耐えざる自己省察と自己否定と、他者との比較に駆り立てます。その根底にあるのは原罪というキリスト教の「生まれてから罪を背負ってる」という教えがあるからです。

クインビーはカルヴィニズムの思想に猛反対しました。のちにクインビーが考えたこの新しい思想がキリスト教の新思想であるニューソートの礎を築き上げます。

このカルヴィニズムから反発して生まれたのが、ポジティブシンキングなのです。

これが本来の自己啓発の出発点です。つまり幸せと健康を手に入れるために生まれてきたのが自己啓発なのです。ではそれがどうして、いつの間にか経済的にも成功するという話にすり替わっていったのでしょうか。

 

こうして話がすり替わった自己啓発

これは19世紀後半の米国の経済的事情に大きな原因があります。当時の工業化発展により従来のキリスト教カルヴァン主義の禁欲主義を批判する動きがでてきました。

その結果、従来のキリスト教カルヴァン主義の禁欲的な教義とはまったく異なる新しい思想がアメリカ社会の隅々にまで行き渡り根付いて行くこととなるのです。

その根付いた思想というのがニューソートであり、ニューソートは自己啓発の元祖であるフィニアス・パークハースト・クインビーが生み出した思想を原点にしています。(※ニューソートの思想を広めた人はクインビーではありません。全然、違う人です。)

その後、クインビーの思想が独り歩きし一部を切り取られて拡大解釈されていきました。その結果、思考は現実化するだとか引き寄せの法則というのが生まれたのです。

もともとはクインビーの「病を恐れる人間の恐怖心が腫瘍(病気)へと凝固する」という思想が「人間の思考が宇宙を満たすエーテルに働きかければ、それはモノとなってその人の元に引き寄せられる」というふうに拡大解釈されたのです。

・・ここまでかなりのことを端折って書いてますので、本当は多少違うんですが、大まかの筋は一緒です。話をまとめると、こうです。

本来の自己啓発は幸せで健康になるための考えだった

長々と書きましたが、本来の自己啓発というのは幸せで健康になるための考え方です。それをドンドンと拡大解釈されていき、ついには成功するという話にまですり替わってしまったのです。

まるで伝言ゲームのようです。

ですから、幸せで健康で長生きしたいなら自己啓発は本当に役立ちます。ただお金持ちになってウハウハになりたい場合は、残念ながら保障はできません。

その証拠に、このような興味深い話があります。

 

貧乏人ほど自己啓発を学んでしまう

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PRESIDENT (プレジデント) 2012年4/30号「仕事リッチが読む本、バカをつくる本」で

 

稼ぐ人ほど「学術書」を読み、低年収ほど「自己啓発書」「漫画」を好む。稼ぐ人は「著者」で本を選び、低年収は「タイトル」で本を選ぶ。

 

という内容が書かれています。また読書量も圧倒的に違います。

 

高収入ほど読書時間が長いことです(年収500万円台~800万円台は、一日5~30分未満なのに対して、年収1500万円以上の平均は30分以上)

またある調査によれば、20代、30代のビジネスマンは1ヶ月平均0.26冊の本を読むのに対し、30代で年収3000万円の人は平均9.88冊の本を読むのだと言います。その差は38倍。

アメリカの調査でもビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのような大富豪が1日30分以上本を読むのに対して、年収300万前後の人たちの中で1日30分以上の読書をしていたのは、たったの2%しかいなかったそうです。

稼ぐ人の6割は「いつもカバンに本が入っている状態」なのです。

さて、このことから読み取れることは

1,読書量と収入は相関関係にある
2,稼ぐ人は学術書を読み、稼げない人は漫画や自己啓発を好む
3,稼ぐ人ほど勉強する癖が染みついてる

ということです。

思考は現実化するのではなく、現実化させるが正しい

この世の全ては1つのアイディアから出来ています。

そういう意味では、思考は現実化ということです。ただ「思考は現実化する」という言い方は正しくありません。正確には「思考を現実化させる」が正しいと思います。

そして「思考を現実化させる」ために必要な基礎的スキルがあります。その基礎的スキルなくして思考は現実化させるのは難しいと思います。

その基礎的スキルのうえに、仕事のスキルを別途学んだ方がいいのかと思います。終わり。

 

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